術前抗がん剤で乳がんリンパ転移の癌が消えた!
約1か月前に乳がんの術前抗がん剤が終了し、先日手術を受けました。
手術前のCTやらMRIの検査で、癌細胞がとても小さくなっていることがわかり、
胸は部分切除+脇のリンパの癌は様子をみながら郭清、の予定でした。
で、手術は当日午前9時から。
ドキドキしながら、手術室へ。
緊張MAXでしたが、麻酔で意識がなくなってから、終わりましたよーの声がかけられるまで一瞬の出来事!
目が覚めた時は、自分が手術されていることをすっかり忘れてました。
ぼーっとしているところへ、主治医のドクターが
「脇のリンパ転移はなかったので、郭清はしませんでした。ドレーンもいれていません。」と声をかけてくれました!
リンパに転移があった時点で、リンパ郭清は100%覚悟していたので、まさかのリンパ郭清なしにびっくりです。
もともと、リンパの転移で脇の下に卵を挟んでいるくらいの違和感があって、乳がんに気づいた自分。
そんな、リンパ転移の癌が消えていたなんて・・・。
それに、リンパ郭清すると、
重い物がもてなかったり、長風呂ができない、蚊にさされたらダメ、とかリンパ浮腫にならないよう気をつけなければいけないことがたくさんあって、それも憂鬱でした。
なので、リンパ郭清がなかったのはとても嬉しい。
でも、反面、もう二度と転移しないように気をつけないと、と思っています。
抗がん剤治療はきつかったけど、頑張って良かった。
最初に癌を見つけてくれたクリニックの先生が、
Kei67の値が高い進行の早い癌は、抗がん剤が良く効いて、癌細胞が消えちゃうこともありますよ、
と励ましてくれた言葉通りになりました。
個人差はあると思いますが、
もし、術前抗がん剤で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
乳がん手術前の検査とかいろいろ
術前抗がん剤が終了、手術の日程が9月2週目にきまり、バタバタと手術前の検査をしております。
手術前の検査はMRI、レントゲン、心電図、CT、血液検査、そしてPCR検査!
なにがツライってPCR検査のお鼻グリグリです(涙)
検査の結果、術前抗がん剤で乳がんが随分と小さくなっていることがわかりました。
胸のしこりは1.9㎝から6mmくらいに。
脇のしこりは、かなり腫れて大きくなっていたのですが、ほとんどわからないくらいになっているそうです。(消滅はしていませんが・・・)
で、手術は乳房温存術とリンパ節郭清の予定です。
私の場合、Ki67の値が68%とめちゃ高く(汗)、進行が早い癌だったので、抗がん剤が効きますよ、とは言われていました。
そもそも、抗がん剤は、細胞分裂が活発なところに効くため、毛根や爪に影響がでるのだそうです。
そのため、進行が早い=細胞分裂が活発な癌細胞に効果があると励ましてもらっていました。
いや、でも、進行が早いって不安しかないけど、とりあえず、小さくなってよかった。
リンパの方は、癌の様子をみながら、あまり広がっていなければ「ゆるい郭清」にしてくださる、とのことでした。
ゆるい郭清ってはじめて聞いたけど(笑)
リンパ郭清したら、自分、リンパ浮腫になりそうなので、ゆるい郭清だとありがたいな。
今は、手術してもらえるのが待ち遠しい反面、ちょっと怖い。
乳がんの術前抗がん剤終了しました!
4月13日からはじめた術前抗がん剤治療、終了!
パクリタキセルを毎週×12回。
ECを2週間×4回。。。。の予定でしたが、
最後の1回は、貧血のため中止になりました。
8月24日、最後のEC4回目の予定だったのですが、
血液検査の結果、輸血一歩手前の基準値ギリギリの数値。
担当医のドクターは、危険なので延期にしましょうか?と提案してくださったのですが、
副作用がひどくて、身体がとてもきついので、今回中止にして、最後の1回はやめたい、とお話しました。
ドクターは、「そうですね!じゃあやめましょう。」とあっさり同意してくださって、嬉しくて涙がでそうになりました。
そのあとは、手術の予定日を早めていただいたり、検査の日程を入れてくれたり、本当に担当医のドクターには感謝しかないです。
手術の予定日は9月8日。
7日から入院で1週間の予定です。
手術が早くなったのも、本当にうれしくて、あと少しで癌細胞ともお別れだー!
抗がん剤の副作用がつらかった
とにかく、味覚障害で何も味がしないというより、なにもかもが不味く感じました。
食事がまともにとれず、毎日3食お茶漬けの日々。
歩くのもフラフラで、階段はゆっくり一段づつしか登れず、それでも息切れして心臓バクバク。
本当に身体が限界だったので、頑張らなくてよかったと思ってます。
そして、抗がん剤、最後まで完走はできなかったけど、終了したというだけで、心がめちゃ元気になりました!
乳がん「術前抗がん剤」でパクリタキセル・EC療法!
担当のドクターは、術前抗がん剤か、手術のあとに抗がん剤を選ぶか、2つの選択肢を提案してくれました。
ただ、自分の場合、リンパ節転移があり、全身に癌の芽?が散らばっているのではないかという恐怖でいっぱい。
最初に癌を見つけてもらったクリニックのドクターが、
「Ki値が高い癌は、抗がん剤が良く効くことが多くて、癌が消えちゃう人もいますよ。」
と励ましてくれていたので、
すぐにでも抗がん剤をはじめたい、という気持ちが大きく、その旨を担当医に伝えました。
そして、決まった治療スケジュールが
パクリタキセル12回→EC療法4回→手術→放射線治療・ホルモン療法
でした。
普通はEC療法→パクリタキセルという順番が多いと思うのだけど、
ポートの手術をするかどうかを迷っていたので、
比較的軽いというか血管に負担がかからないパクリタキセルからはじめて、
EC療法までの間にポートの手術を考えるということになりました。
結果、パクリタキセルで点滴の内出血くらい続いて、やっぱりポート入れた方がいいかなーと思い、3回目くらいのあとにポートを入れてもらいました。
つづく
新潟ラジウム温泉の「角屋旅館」で癌の療養[口コミ]
2022年4月、抗がん剤が始まる前に、ラジウム温泉で有名な、新潟県五頭温泉郷村杉温泉の「角屋旅館」に行ってきました!
往復は車で移動。
新潟は、あの有名な田中角栄さんのおかげで、車でのアクセスが抜群に良いのです。
練馬ICから関越自動車道⇒北陸自動車道⇒磐越自動車道の安田ICでおります。
道もすいていて、とにかく景色が最高!
途中、雪景色のところもありましたが、4月でも道路は問題なく、快適なドライブでした。
安田ICを降りてからもややこしい道はなく、迷うことなく到着できました。
角屋旅館へ
チェックイン時間の15時ごろ、角屋旅館さんへ。
真ん前の駐車場に車をとめていると、宿の方がお出迎えに出てきてくれました。
入ってすぐに囲炉裏端があったり、古民家風のお宿でホッコリします。
フロントでチェックインの手続きをして、お部屋に案内していただきました。
今回は、2階の囲炉裏付き標準客室「駿河」のお部屋でした。
広いです。囲炉裏があって落ち着きます。
お部屋には内風呂はついていませんが、トイレと洗面所はあります。
4つの貸し切り温泉
角屋旅館さんには、24時間好きな時に入浴できる4つの貸し切りのラジウム温泉があります。
貸切露天風呂が二つと貸切風呂の小と大。
もちろん無料で、予約も不要。
温泉に誰かが入っているかどうかはパネルで確認できるようになっています。
(鍵がかかるとランプがつきます)
さっそくお風呂へGO!
里の湯
この日は土曜日だったためか、3つのお風呂のランプがすでについていました。
なので、まずは、空いていた貸切風呂小「里の湯」へ。
小とはいえ、十二分に湯船は広いです。
ここのお風呂から、ラジウム温泉湯治のスタートになりました。
今思うと、一番最初にこのお風呂に入れたのが、本当にラッキー。
この小さめのお風呂にはラジウムの霧湯があって、新鮮なラジウムを浴びて吸引することができるようになっています。
村杉温泉のラジウム温泉をより効率的に吸収できるように考えた貸切風呂。
湧きたての源泉から放出される湯気を逃さないように、浴室の天井を低くし、 窓を開けず、霧湯の状態で入浴できます。*角屋旅館HPより
ぬる湯になっているので、いつまでもゆっくり浸かることができます。
はじめての角屋旅館だったので、このあと貸切風呂をはしごしてしまいました。。。
庵の湯
貸切風呂の大きい方。
こちらにもラジウムの霧湯があるので、浴室内はラジウムの蒸気で満たされています。
こちらはお湯の温度設定がちょっと高め。
私は寒がりなので、温まりました。
竹ばやしの湯
木の香りに癒される露天風呂。
最高でした。
村杉石の湯
こちらは石造りの湯。
村杉温泉の地中から掘り出した花崗岩・村杉石(むらすぎいし)で造られているそうです。
最高でした!
角屋旅館の夕食
角屋旅館では夕食・朝食をお部屋でいただくことができる部屋食になっています。
病気の療養には、とても嬉しい。
夕食は、あらかじめ予約時にコースを選んでおきます。
今回は、おまかせコース+ステーキ付き。
角屋旅館の朝ごはん
こちらのお宿では、前日の夜までのリクエストで、朝、搾りたての人参ジュースを用意していただくことができます。
癌に良いという「ニンジンジュース」なので、頼んでおきました。
朝ごはんの前に、部屋まで届けてくれます。
大きなグラスにたっぷり!
フレッシュでとても美味しい、幸せ。。。
そして、理想的な朝ごはんをいただきました。
なにもかも美味しい!
ご馳走さまでした。
角屋旅館のおやつ
角屋旅館では、おやつの甘味も食べれます。
一番人気の「あんみつ」をいただきました。
もう、なにもかも最高のお宿でした。
病気にならなかったら、ご縁がなかったかもしれない角屋旅館さん。
本当に、出会えてよかったです。
こんなに居心地のよい旅館ははじめてかもしれません。
ラジウムの温泉も、お湯が優しくて、何度入っても疲れませんでした。
芯からあたたまることができ、リラックスできて、免疫力がバリバリに上がったと思います。
また、再訪したいです。
新潟の角屋旅館
新潟県 五頭温泉郷 村杉温泉
ふるさとがしのばれる宿 角屋旅館
〒959-1928 新潟県阿賀野市村杉4631-1
乳がん2回目の診察~乳がん治療計画が決まる~
東京都内の病院で、乳がん治療2回目の診察。
MRIや血液検査の結果が出そろったので、これからはじめる具体的な治療方針を担当医の先生と確認しました。
血液検査の結果、腫瘍マーカーは正常の範囲。(やったー)
そして、MRIでわかったしこりの大きさは、胸は2センチ、脇はもう少し大きいくらい。
自分は抗がん剤からはじめると思い込んでいたのですが、
担当医の先生は、これくらいの大きさであれば、手術からはじめて組織の検査をして、そのあとで抗がん剤という順番でもいいですよ、とのこと。
でも、私が一番気になっているのは、Ki67(進行度)の数値が62%と高かったこと。
目に見えない癌細胞が体中に散らばっているかもしれない・・・
抗がん剤には抵抗がないこと、すぐにでも抗がん剤治療を始めたいくらいの気持ちでいることを伝えました。
先生も、では、抗ガン剤で小さくして、手術して、そのあと放射線治療、ホルモン治療で完璧にしましょう!ということで、具体的な治療方針が決定しました。
↓
抗がん剤②EC(3週に1回×4回)
↓
右胸部分切除
脇リンパ郭清
↓
放射線治療(毎日)
家の近くの病院で。
胸は全摘を覚悟していたので、部分切除と聞いてちょっと嬉しいびっくりでした。
一緒に説明を聞いていた夫は、後から、「全摘のがよくない?」と。
ただ、全摘だと、自分は再建しないつもりなので、大好きな温泉巡りとか楽しめなくなるなー、とか。
部分切除でいいなら、それに越したことはないでしょーという気持ち。
まあ、手術が近づいたら、再発のリスクとか、そのときの腫瘍の状態で変わるのかな、と思ってます。
いよいよ治療がはじまるということで、すごくポジティブになれました。
早く抗がん剤はじまらないかなー。。。